母がアフリカのタンザニア出身で父は宮崎市出身。タンザニアはすごく暑い国ですが、海も山もあって、人柄が穏やかなところは宮崎とよく似ています。5歳で来日して7歳で宮崎に来たのですが、「宮崎弁」は大きなカルチャーショックでした(笑)。標準語しか知らなかったので、宮崎の祖父母に会ったときは「同じ日本語なのに、こんなに違うの!?」とびっくりしました。小学校2年生で地元の学校に転入したのですが、当時はまだ日本語が上手ではなかったので、いじめの対象になることもあって。子どもながらに言葉をしっかり習得しなきゃいけないなと必死にがんばりました。
日本語特有の「空気を読む」文化には苦労しましたね。相手の反応がYESなのかNOなのかわからなくて。また、悪意のない無意識の先入観にモヤモヤすることもありました。初めて会う方からはやっぱり「外国人」という枠組みで見られることが多く、「日本語がお上手ですね」と声をかけられたり。でも今では、私と出会ったことが相手にとって異なる国や文化を知るきっかけになればいいなとポジティブに捉えています。私自身は、どんな人も枠組みで捉えず一人の「人」として向き合おうと心がけています。その人自身をしっかり見ること、相手に興味を持つことが、上手なコミュニケーションのコツかなと思っています。